年齢に寄り添う、防災のかたち。
「管理のヒント」では、家と暮らしをより安心に保つための知識をお届けしています。
今回は、前回の記事に続き、“高齢者の防災対策”に焦点を当ててご紹介します。
1.「健康」と「安心」を両立する備え
高齢者にとって、災害時に最も心配なのは 健康の維持 です。
停電や断水が長引くと、服薬管理や体調維持が難しくなるため、
普段から“持病・生活習慣に合わせた準備”を整えておくことが重要です。
・常備薬・処方箋のコピーを防水袋にまとめる
・服薬スケジュールをメモして「お薬手帳」と一緒に保管
・眼鏡・補聴器・義歯のケースを専用ポーチに入れておく
また、電気が使えない環境では、懐中電灯やラジオの操作がしやすいものを選びましょう。
大きなスイッチや文字の見やすいタイプがおすすめです。
2.避難先・在宅避難どちらにも備える避難所では人が多く、音や温度、段差などが負担になる場合もあります。
そのため、高齢者の防災対策では「避難所に行く場合」と「自宅にとどまる場合」
両方のケースを考えて準備しておきましょう。
・避難所で役立つもの-折りたたみ椅子やエアマット
-耳栓、アイマスク、ブランケット
-介護用品(紙おむつ・口腔ケア用品など)
・在宅避難に備えるもの
-1週間分の水・食料・薬
-トイレ用の簡易袋や携帯トイレ
-介助が必要な場合のサポート体制(近隣との連絡先共有)
マンションの場合は、エレベーターが停止する想定で、
階段を使いやすいような靴や軽い荷物にまとめておくことも大切です。
3.周囲とつながる防災
高齢者にとって一番の安心は、「ひとりじゃない」と感じられることです。
日頃から近隣の方や管理会社と連絡を取り合い、
“顔の見える関係づくり”をしておくことで、災害時の助け合いがスムーズになります。
また、家族と離れて暮らしている場合は、
・安否確認の方法(電話・LINE・災害用伝言板など)
・非常時の集合場所
・必要なサポート内容(薬・歩行補助など)
を事前に話し合っておくことも重要です。
まとめ
高齢者の防災準備は、「モノの備え」だけでなく、
「人とのつながり」も大切な備えです。
一人では難しいことも、家族や地域で支え合うことで乗り越えられます。
普段の暮らしの中に少しずつ防災の意識を取り入れて、
“安心して年を重ねられる住まい”を整えていきましょう。
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